EVI(Eco Value Interchange)

日本の森と水と空気を守る

EVI活動報告

訪問・視察

2018.09.07

【EVI活動レポート・森林視察】

岐阜県の東白川村森林組合様を訪問しました

9月7日(金)EVI推進協議会は、岐阜県の東白川村森林組合様を訪問しました。東白川村は、「美しい村連合」に加盟しており、森林、水田、茶畑などが多く、非常に美しい景観のある村です。


東白川村の総面積8,711haのうち、約90%の7,826haは森林が占めています。東白川村の東濃ひのきは、目が詰まっていて脂分が多く、やさしい冬目(色の濃い線)をしており、節のない木材として高い評価を得ています。

東白川村森林組合様は、カーボン・オフセットに力を入れており、発行した2,571tについては完売し、来年度もその量を拡大する予定です。販売できていることについて、ご担当の大崎様が積極的にPRしていることもありますが、森林クレジットが山の所有者とFSC認証加入者に還元されていること等から、東白川村全体で森林を守ることへの意思を感じることができました。ただ、クレジットの仕組みが難しく、理解して頂くことへの難しさもあるようです。EVI推進協議会 加藤より「岐阜県は、EVIに参加頂いている森林事業者様が多いため、クレジット販売における情報共有が活発化できれば更にクレジット利用の活性化につながる」とご提案をさせて頂きました。

和室・和風の家の柱等に多く利用されてきた東濃ひのきは、和室や和風の住宅自体が減ってきていることにより今後の活用を心配されておりましたが、東京都港区と連携した、東濃ひのきを使用したおしゃれな建造物の事例も見せて頂きました。

大手飲料メーカーは、森林支援のCSR活動ということではなく、愛知県の工場への水源を守るため、社員が研修の一環として森林を守る活動を東白川村で行っているそうです。
また、音楽家の坂本龍一氏が代表を務める森林保全団体「一般社団法人more tress」の森も東白川村にはあります。森林を見させていただきましたが、笹が足場に広がっており美しい森林となっていました。製材所にもご案内頂き、木の皮をむき保存されている様子を見学させて頂きました。


森林の他、道の駅「茶の里東白川」と白川茶屋にご案内を頂きました。木工品として風呂イスなどもありましたが、こちらは個人で製作しているようです。素材に価値があるため、製品ではなく小さな材木が商品としても販売されておりました。

また、つちのこの目撃情報が日本一ということもあり、つちのこを東白川村としてはアピールをして、様々なつちのこにちなんだ商品を販売しています。

今後の再会についてのお約束をして東白川村森林組合様とお別れをしました。



○EVI推進協議会は、今後もカーボン・オフセットを活用した環境貢献活動とカーボン・オフセットを活用したプラットフォーム「EVI」の普及活動等を行って参ります。 自社サービスへのカーボン・オフセットの導入に関するご相談や講演の依頼、EVIの資料請求や加入に関するお問い合わせ等お待ちしております。
>EVIページ
http://www.evic.jp/evi/toiawase/toiawase_main.jsp


 

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