EVI(Eco Value Interchange)

日本の森と水と空気を守る

EVI活動報告

訪問・視察

2018.02.15

【EVI活動報告】

東濱植林 株式会社さま(和歌山県有田川町)

2/9(金)、EVI会員である東濱植林 株式会社さまが所有する和歌山県広川町のにある森林への「森の視察」と同社が所有する国の重要文化財「東濱口家」の視察のために訪問しました。

東濱植林(株)さまは、「植林事業は国家百年の計に大切なこと」という理念に基づき、大正11年に設立。和歌山県を中心に熊本県、宮崎県と3県にて、合計1,450haの山林を所有し、ヒノキとスギを主に植林事業を展開しています。日本の宝である森林の保護にとどまらず、カーボン・オフセット事業への進出や自社の森林資材を使った製品の開発、全国各地から子どもたちを集め林業を学ぶイベントを開催し育成にも力を入れるなど、理念に基づいた山林経営に務められています。

EVI推進協議会では、同社より森林系クレジットの預託を受け「東濱植林 広川町 森林管理プロジェクト 〜 木の国 森づくりシアワセプロジェクト 〜」というプロジェクトの展開や、同社が制作しているヒノキを使った「まな板」や「エッセンシャルオイル」を当会運営のECサイト「森のめぐみのおとりよせ」や「EVI SHOP」で販売することで協力させていただいております。

視察当日、まずは東濱植林(株)の神林さまのご案内で同社が所有されている森林を視察させていただきました。「100年の森」や「めぐみの森」と名付けられた森林は、適度な間伐や雑草の駆除などの管理がしっかりと行われていて、木々の間隔が適度に保たれとても良い状態に感じられました。

続いて、和歌山県有田郡広川町にある「東濱口家」を同社の塩路常務に案内していただきました。「東濱口家」とは、東濱植林の創業者 初代 濱口吉右衛門が建てた1,000坪の大屋敷で、その後襲名をした歴代の濱口吉右衛門が継承し、改修・増築を重ね融合した「主屋」「本座敷」「御風楼」からなる建造物と、山紫水明を写した池泉回遊式の庭園からなる立体的な構成が特長の築300年の歴史ある素晴らしい大屋敷で、2014年に国の重要文化財に指定されたほどです。

展示されていた勝海舟の書や室町時代の大きな壷、お客様に景観を見せるために雨戸を滑車で階下に下ろす工夫などの説明を受けながら拝見していると、手入れされた方のおもてなしの精神や、美に対する探究心が感じられ、重厚な面持ちになりました。

東濱植林(株)では、この「東濱口家」の観光資源としての活用をお考えとのことで、EVI推進協議会として森林プロジェクトの支援とともに過去の環境貢献取組事例や地域活性の経験からの地域活性化のサポートもできるよう今後も連携を図っていきたいと思います。

EVI推進協議会ではEVIの普及のために、今後も全国の"森の視察"を行って参ります。 EVIの資料請求や加入に関するお問い合わせ等お待ちしております。

問い合わせページ
http://www.evic.jp/evi/toiawase/toiawase_main.jsp

◯プロジェクト情報
「東濱植林 広川町 森林管理プロジェクト 〜 木の国 森づくりシアワセプロジェクト 〜」
プロジェクト詳細ページ

◯東濱植林(株)ホームページ
http://www.tohin-shokurin.com/

 

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