EVI(Eco Value Interchange)

日本の森と水と空気を守る

EVI活動報告

2017.08.31

神奈川県王子製紙
間伐促進プロジェクトの対象林を視察!

EVIは王子木材緑化株式会社本社荒井さんと現地担当池内さんに神奈川県王子製紙間伐促進プロジェクト(小田原駅からクルマで1時間ほどの県立丹沢大山自然公園)三保山林を案内していただいた。

プロジェクトとしては王子社有林の第1号としてクレジット申請して2010年2749t-CO2を取得。(現在の所有者は王子ホールディングス)昨年間伐された山林は、まっすぐな杉が整然と並び、地表にまで日が射し、さわやかな風が広く伸びた枝を揺らしていました。木々がとても気持ち良いと言っているように感じたのは、私たち自身が気持ちよかったからでしょうか。1時間ほど山にいましたが、ずっと木々の良い香りがしていました。
山は急斜面で、土砂崩れの跡も多く、砂防ダムも何箇所もありました。植えるだけでも大変なのに、枝打ちし、間伐し、さらには間伐材を利用しての土留めもそこかしこに作られていました。管理されている荒井部長によると、「ここまでやっても作業量ほど木材はお金にならない。山は本当に管理が大変。これまで山でお金になるのは木材だけだと思っていたが、CO2の吸収量がお金に換算されるなんて、10年前には本当に驚いた。森林経営に本気で取り組んでいるのでよろしくお願いいたします。」とのことでした。

王子グループは、日本全国に広がる19万haの社有林(民間最大)を、維持・管理しており神奈川県の山北町にある三保山林は、関東都市部からのアクセスも良く、今までに王子の森自然学校として、夏休みの子供たちを対象とした環境教育の場としても利用されたこともあり、これからも森林資源の活用だけでなく、森林の公益的機能の価値を高めていく取り組みを行っていきたいということです。



 

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