EVI(Eco Value Interchange)

日本の森と水と空気を守る

EVI活動報告

訪問・視察

2018.11.09

【EVI活動レポート】

EVI推進協議会は、フォレストファーマーズ下切の宮川様にキクラゲの生産現場をご案内頂きました

11月9日(金)EVI推進協議会は、昨日お世話になったフォレストファーマーズ下切の宮川様にキクラゲの生産現場をご案内頂きました。

日本で流通しているキクラゲの国産品は約3%であり、ほとんどが中国産です。オトメキクラゲ(老止木耳)として現地では訴求しています。高知県庁の荒尾様はきのこアドバイザーとしての資格もお持ちで、宮川様へキクラゲの育成についてアドバイスをされておりました。

キクラゲは、CO2が多い環境では元気に育たず生育が非常に難しいきのこです。CO2が空気よりも重い気体であるため、きちんと育っていない箇所にはCO2が影響しています。原木からキクラゲを生育しているのは日本でも2カ所しかなく、非常に貴重ではあるのですが、その付加価値を伝えることになかなか苦労されているようでした。

三原村役場を訪問し、林業振興係の大石様、地域振興係の市原様、一般社団法人三原村集落活動センターやまびこの多智花様と面会しました。高知県庁の荒尾様より三原村クヌギ資源循環活用モデルについて提案をしました。三原村の近くにはクヌギの木が多くあり、これらは10〜15年で成長し伐採します。クヌギの原木をシイタケの原木として活用する他、樹皮をボクソクとして活用、また樹皮をとった原木は虫が入らない価値のある薪として活用することができます。また、チップ化したものについては、キクラゲなどの栽培に活用し、堆肥としてできたものは農地に利用することができ、農作物の販売につなげることができます。 三原村の立地と産業を組み合わせて三原村の各部署が連携することにより、三原村の振興を進めることができる循環型モデルを提案されていました。
そしてその販売チャネルとして、カルネコの木工品通販サイト「森のめぐみのおとりよせ」とクレジットの預託による三原村へお役立ちについてEVI推進協議会 加藤よりお話しさせていただきました。

多智花様は森林クレジットを積極的に販売し、そのクレジットが有効活用されるように広める活動をしていきたいとお話頂きました。三原村には520t分のクレジットが残っており、このクレジットについての預託を検討頂くことやこれらの販売方法について今後検討していくことを約束しました。

高知県庁の荒尾様、濱渦様、2日間ご案内いただきありがとうございました。


○EVI推進協議会は、今後もカーボン・オフセットを活用した環境貢献活動とカーボン・オフセットを活用したプラットフォーム「EVI」の普及活動等を行って参ります。 自社サービスへのカーボン・オフセットの導入に関するご相談や講演の依頼、EVIの資料請求や加入に関するお問い合わせ等お待ちしております。
>EVIページ
http://www.evic.jp/evi/toiawase/toiawase_main.jsp


 

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