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環境を守る人たち


西粟倉村山林
(ニシアワクラサンリン)
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西粟倉村は岡山県の北東端に位置し、兵庫県、鳥取県と接する。
中国山脈の南斜面に開かれた谷あいの山里である。村の中央を吉野川が流れ、川に沿って細長い平野部に農地と集落が広がる。
人口は約1,600人。面積5,793ha。山地は30度を超す急斜面も見られるが、馬の背状のゆるやかな平坦面がところどころに残されていて、これらは断層運動による隆起以前の平原地形(隆起準平原)のなごりであると考えられている。
この点わが国の山岳域と比べると比較的緩やかな地形が広がっている。

19世紀後半ごろから智頭方面から伝来した技術によって植林が始まった。
明治以降、木材が高値で取引されるようになったことから、村として積極的に植林に取り組んだ。村民もまたこれに呼応して私有林への植林が行われた。岡山県の助成もあり、県下有数の人工林率を誇る山村となった。
村有林はほとんどが戦後植林されたヒノキ・スギと広葉樹二次林からなる。
現在は、人工林の林齢構成が40~60年生に集中し、主伐できるところが限られ、利用間伐によって地元の市場・森林組合丸棒加工所などに森林組合等を通じて材を供給している。
村の森林総面積に対する制限林率は高く、多くが水源涵養林に指定されている。
村の人工林率は84%と岡山県で最も高く、その中でも村有林は村内林の約30%弱を占める。
村有林は村の主産業としての林業と、木材生産機能以外の多くの公益的機能を支えている。

戦時中の過伐に起因した山地崩壊、土砂流出による災害を受け、えん堤堰止を主とした治山事業にも取り組んでいる。
なお、村内林にかかる法指定状況は、鳥取県及び兵庫県との県境である背梁山地一帯に氷ノ山後山那岐山国定公園が帯状に分布し、そのほか山地一帯が水源涵養保安林に属している。
環境事業者情報
所在地

郵便番号

住所 : 岡山県 英田郡西粟倉村

電話番号

FAX

HP http://www.forestock.or.jp/forests/nishiawakura/
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